まとまった休み。
家族で、どこかへ出かけるのは楽しい。
旅行の計画をたてるのも楽しい。
でも、
小さい子供がいるとなかなか遠い場所への旅行、ためらっちゃうってことない?
ぼくにも1歳と4歳の子供がいるんだけど、あれこれ考えると腰が重たい、なかなか気軽に旅行は、できないなと。
でも、そんなぼくが、
車も船に乗せて、福井県~北海道間をフェリーで往復し、家族旅行してきたんです。
移動手段にフェリーを選択した理由や、フェリーでの過ごし方、船内設備について紹介していきます。
最後まで読むと、フェリーを利用することについての不安や、モヤモヤがなくなるよ!
フェリーを選んだ理由
子供との旅行を考えたとき、頭を悩ませるのが【荷物の量】と【旅行先での移動手段】じゃないですか?
小さい子供がいると、ベビーカーやミルク・オムツ・オシリふきなんかは常に持ち歩かなきゃいけないのに、旅行なら、それプラス着替えの服も必要に。。どう考えても、半端ない荷物の量になっちゃうよね。
それと、旅先で車がないとなったら、バスや電車の移動も考えなきゃいけない。
子供をあやしながら発着時間を調べたり、待ったり、移動時に泣き叫んで周りの目を気にしたり、そんな経験誰しもある。だからこそ、旅行先でわざわざそんな経験したくないよね。
そんな悩みを全て解決してくれるのがフェリーだったんです!
必要な大量の荷物をとりあえず車に詰め込んで船に乗せちゃえば楽だし、到着後、旅先でも運転し慣れた自分の車でどこへでも行けちゃうんだから、自分のような小さい子供連れ旅行にフェリーはサイコーだなと。
レンタカーも考えたけど、金額や荷物の載せ替えなんかの面倒を考えるとやっぱりフェリーが良い。
乗った感想
実際に乗ってみた感想をひとことで
「快適!」
乗った船は、新日本海フェリーの
『すずらん』福井発→北海道着と、
『すいせん』北海道発→福井着
それぞれの船、仕様はほぼ一緒。
はじめてで、不安もあったけど、乗ってみたら、まぁ~必要なものはだいたい揃っているし、キレイ!
エントランス、見て!
公式HP写真使用
ホテルみたいでしょ?
大浴場や、レストラン・カラオケ・売店・喫煙所・ランニングマシン・卓球台・ゲームセンターなんかもあるんですよ。
すごくない?
一つ一つの規模は小さいからあまり大きいものを想像するとガッカリするかもしれませんが、なんの不自由もなく、快適に生活できます。
今回の旅、ステートA和室という個室に、自分、嫁、子供2人(4歳児、1歳児)の計4人で泊まったんだけど、シングルの布団セット(敷きマットとシーツ・枕・かけ布団)が2つ用意されているだけで、最初ちょっと狭いかなという印象でした。
机と座椅子を端っこに寄せて、布団を敷きます。
寝てみるとぐっすり眠れたし寝泊まりするには十分だったかな。
こんな感じ。
窓もついてるから気持ち悪くなったり、暇になったら外を眺めることができるよ。
あっ、嫁さんが恥ずかしそうに写ってるので隠しておきます(笑)
一つ理解しておかなければいけないのが、陸から離れると電波が通じない、携帯が一切使えなくなること。長時間、通信できないというのはなんだか隔離されている気分。普段からネットニュースやTwitterを見ているぼくにとっては不思議な感覚でしたねぇ。
どんな田舎に行ったって、今の時代全く使えない状況には、そうそうならないでしょ?
でも、なかったらなかったで別にどうってことはないんですよね。
携帯をいじる時間が減って、家族との会話が増えて良いこともいっぱいありました、子供とのスキンシップも増えて、いろんな遊びも、普段できないお話しもできてよかったなと。
ぼくが乗った日はどちらも波も穏やかで、あまり揺れずに乗っていることが出来たんでほぼ酔わないでいられてラッキーでした、天気が悪い日にあたっちゃったら運が悪かったなと、もう諦めるしかありませんからね。
おすすめポイント
このフェリーの中で良かった、おすすめの場所を紹介するよ。
1番おすすめしたい場所が、ズバリ、、、お風呂!
お風呂
一番おすすめしたい場所が大浴場のあるお風呂なんです。
洗うスペース(お湯や、シャワー出るところ)が、10ヶ所くらいで、そんなに広いわけじゃないんだけど。
お湯は熱めで、室内に浴槽が2つ。
それと別に露天風呂があって、サウナまであるんです。
公式HP写真使用
フェリーの露天風呂なんて贅沢でしょ?海を眺めてお風呂入れるんですよー。どうですか?これだけでもフェリーに乗ってみたくなるでしょ?
風に当たりながら海を見ながら入るお風呂は最高でした!本当気持ちよかった!ぼくは行きも帰りも入りましたよ。
カウンターでバスタオル、フェイスタオルのセットを300円で借りられるので、「タオルを忘れた」なんてことがあっても問題なし。バスタオルは、かさばるから最初から船に持ち込まないという手もあるよ、借りちゃえば良いってね。
次におすすめしたい場所は
オープンデッキ
ぼくと子供は、ここにいる時間がとても多かったです、外の風に当たると気持ちいいんです。気分悪くなりそうになったらココに来るみたいな感じ。
部屋にいても子供は落ち着きなく「どこか行こう」「お散歩しよう」と言いながら、手を引っ張ってきて、必ずここに連れてこられました。走り回ったり、外の空気をいっぱい吸って楽しんでいましたねぇ。夕方になるときれいな夕日が見られて感動、海と夕日の組み合わせはキレイでずっと見てられるよ。
次におすすめするのが
休憩スペース
は?休憩スペース?って思うでしょ?
でもあちこちに、こんなスペース(窓と机とイス)があるの。
窓があって外を見ながら、皆さん思い思いの時をすごしています。トランプをしたり、音楽を聴いたり、お酒を飲みながらぼーっとしていたり、ご飯食べている人も、勉強している子もいました。
子供がいると、なかなかゆっくりというわけにはいきませんが、自分たちもこういった場所で持ち込んだゴハンやおにぎりなんかを食べたよ。限られた狭い空間よりこういったひらけた空間のほうが酔わないし、飽きないよね。
実際に船に乗った自分がおすすめする場所3選でした。
船内に持ち込まない方が良いもの
自分もはじめての経験で学んだんだけど、行きの船では大量の荷物を船内に運んで、、、子供2人も併せると部屋まで行くのが大変な重労働。
帰りの船ではかなり荷物を減らして乗り込んだよ。
反省点や知っておいてほしいことを紹介するね。
まず靴は履いているもの一つでOK、できるだけ楽なもの(クロックスやスニーカー)が良い、船内には各部屋にサンダルも用意してあるのでそれに履き替えることもできるよ。
服は何着も持ち込まないように。お風呂に入るにしても替えの下着だけで良いかと思います。
スウェットや楽な恰好で船内に入り過ごしましょう、これは本当重要です。だれも見ていないし船に乗っている時間が長いのでとにかく楽な恰好で!
バスタオル、、、これかさばるんですよね。バックに空きがあるなら良いんですが、もしないなら諦めて船内で借りましょう(バスタオル・フェイスタオルセット300円ほど)
逆に持ち込んだ方が良いものも紹介していきます。
船内に持ち込んだ方が良いもの
季節によるけど、寒いかもと不安なら一枚多めに羽織があったほうが良い。オープンデッキに行くなら少し暖かい恰好をしていくと良いですよ、風が強いし、ぼくが行った5月でも普通にロンTだけじゃ寒かった。厚手のジャンバーを持って行ってたから「よかったぁ」と思ったよ。
あと・・・
暑いかもしれないけど一応羽織を手荷物で持ち込もうと考えているなら着て行くことをおすすめします、荷物が一つ減るから。
食べ物について、
ゴハン・カップラーメンをあらかじめ買っておいて持ち込むと節約できるよ。レストランもあってメニューも多く取り揃えているけど少し割高、売店にはパンや缶詰、カップ焼きそば(北海道名物焼きそば弁当)とお菓子くらいは売っているけど、食べ物はそんなに売っていなかったから一食分だけでも持ち込むことをおすすめ。船内にカップ麺用のお湯や割りばしは用意されているよ。
船に乗っている間、時間を持て余してしまいます。本やトランプ、DVDポータブルプレーヤー(DVDソフト)を持ち込むと良いと思います。揺れが激しいときは酔ってしまうので注意が必要。
まとめ
新日本海フェリー、敦賀(福井県)~苫小牧東(北海道)往復で利用した内容でした。
初めての遠距離のフェリー使用でしたが本当に快適でした、そして「今、旅しているんだぁ」と実感することができました。
なにより不安だった子供ですが、楽しんでくれているのがわかってうれしかったですね。
ただやっぱり片道約21時間という時間は長い(笑)、乗ってるだけなのに疲れます、今度乗るときはトランプやDVDポータブルプレーヤーを絶対持っていこうと思っています。
時間に余裕がある人や、ゆっくり、ぼーっと旅したい人にとっては最高の乗り物です。
いつか子供が大きくなって手が離れたら嫁さんと2人でフェリー旅行も良いなと。。。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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